スクーグスチルゴーデンへ。
訳すと、「森の墓地」。
約10万の墓がある。

ストックホルムに来てから、ここを知って、
墓地=こわい。ということで、少々ためらっていたものの、
行ってよかったー。

というのも、訪問者の悲しみと、それをとりまく感情の動きを配慮した設計だから。

火葬場から礼拝堂までは、しばらく歩く。
その道のりは、別れの儀式への心の準備のため。
儀式のあとは、自然へと目を向けられるように。
そして、墓地は、自然が第一と考えられて設計されている。
瞑想の丘もある。

最大の悲しみを知っている人による設計よね。

1990年代に完成。1994年にユネスコの世界遺産に登録された。
設計者は、グンナル・アスプルンド、シーグルド・レーヴェレンツのふたり。

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正面入口から見える光景の一部。
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花崗岩で作られた十字架は、「生━死━生」という生命循環のシンボル。
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瞑想の丘「楡の高台」
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森の火葬場。
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ビジターセンター。
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瞑想の丘の階段をのぼっていくと、
このおじさんに話しかけられた。
聴きとれないから、そろりと離れた。
でも、お弁当を食べ始めたから、「ここで働いているの?」
と逆質問をしたら、ご近所さんだった。
お墓でランチてか!(笑)

実は、このおじさんの家にはスウェーデン語を学んでいる
日本の女の子がホームステイしてるとか!だから、
「コメ、オコノミヤキ、カラアゲ、ワカッタ」
という知っている日本語(日本食?)をおしえてくれたよ。